セメント瓦のリフォームでは、塗装と葺き替えのどちらが良いのでしょうか? 選ぶ場合の目安と費用を教えてください!
セメント瓦のリフォームでは、塗装によるものと瓦そのものを交換する葺き替えがあります。
耐用年数が過ぎて耐久性が低下したセメント瓦の場合割れやヒビなどが起こりやすくなり、強風やちょっとした地震などで簡単に破片が落下してしまう可能性があるからです。
デメリットについては、屋根材を全て交換することになるため、どうしても施工価格が高くなることです。金属屋根やスレート瓦で施工されている場合は重ね葺きという工法を用いて比較的安価に屋根をリフォームすることができますが、セメント瓦については重ね葺きができないため、どうしても高価な葺き替えとなります。
ただ、屋根を葺き替えることで建物の状態を蘇らせ、雨漏りの心配や災害時の倒壊の危険性を抑えることができるため、セメント瓦の老朽化が見られる場合には早めに葺き替える方が良いでしょう。
屋根材が破損した状態では雨の侵入を防ぐことができなくなり、屋根の基礎部分に雨漏りが発生してしまうことがあります。
もし、雨漏りが発生してしまうと、建物そのものの耐久性に悪い影響を及ぼしてしまうため、屋根瓦の傷みが見られる場合には早めに補修やリフォームを依頼するようにしましょう。
また、セメント瓦は日本瓦と同じく重量のある屋根材のため、耐震性なども考え、軽量なガルバリウム鋼板製の金属瓦への葺き替えが主流となっています。
費用については、状況によりますので現調が必要となります。