空き巣などを防ぐ防犯工事対策など教えてください!
空き巣被害に合うと、ドアや窓を破壊され金品を奪われる物理的な被害のほかに、見知らぬ他人が自分の家の中に侵入したという精神的なショックがとても大きくなります。
できるだけ空き巣被害に遭わないための、身近な方法でできる空き巣防犯対策を心掛けてください。
1)留守と思われないこと!
家に誰かがいる気配があれば、空き巣は無理に家に侵入しようとはしません!留守でも室内や玄関に灯りをつけておいたり、ラジオやテレビの音を流しておくと家に誰かいるように見えるので、比較的効果があるようです。
旅行などで長期間留守にするときは、面倒でも、新聞や郵便物の配達を止めておくようにしましょう。郵便受けに新聞が溢れていると、留守にしていることがばれてしまいますから要注意です!
2)玄関・窓をしっかり施錠すること!
侵入方法で一番多いのが「ガラス破り」の66%。次に「無締り」の27%。この二つで空き巣の侵入手段がおよそ9割を占めます。「無締り」というのは、鍵のかかっていない玄関や窓からの侵入のこと。まずは玄関や窓の戸締りを確実にすることが空き巣被害を未然に防ぐ大きなポイントになるのです。玄関や窓の鍵は忘れずかけるようにしましょう。
3)防犯フィルムと防犯ブザーで
窓からの侵入を防ぐこと!
空き巣の侵入手段のナンバーワンである「ガラス破り」。クレセント錠の周りをカッターで切り抜いて鍵を開ける方法が知られていますが、実際はハンマーなどで叩いてガラス窓を割って侵入するケースが多いようです。ワイヤー入りのガラスや二重サッシなども、バールやハンマーなどで簡単に割られてしまいます。窓ガラスを強化し、割れないようにするには、「防犯フィルム」を貼るのが効果的です。専門店に依頼して1階部分やベランダ、家の裏手など人目につきにくい場所にある窓ガラス全てに防犯フィルムを貼ってもらうのが理想ですが、費用がかかってしまいますので、ホームセンターで売られている防犯フィルムを、窓ガラスのクレセント錠の周りに貼るだけでも効果があります。また、窓を開けるとブザー音が鳴る「防犯ブザー」の設置も効果的です。使い方は、窓の内側に両面テープで貼るだけ。ホームセンターなどで簡単に手に入ります。
4)庭に音の出る玉砂利を敷くこと!
留守中にそっと家に忍び込む空き巣は、物音を警戒します。庭に歩くと音がする玉砂利を敷く方法も、空き巣の防犯に効果的です。高い塀や樹木で家の周りを取り囲まれた戸建の場合、塀の内側に侵入されてしまうと周囲からは気づかれにくくなります。特に、家の裏手に回り込まれると家の外からは全く様子が見えなくなってしまいます。そんなとき、歩くたびにジャリジャリと音がする玉砂利が庭に敷いてあれば、空き巣にとってはとても不都合です。玉砂利を庭全体に敷き詰めるのは大変な作業ですが、業者に頼むか、ホームセンターなどで手軽に購入することもできます。
5)防犯ライトを設置すること!
家の玄関前だけでなく、裏口などにも設置しておくと、人が近づいたときにすぐにセンサーが反応してかなり明るい照明がつくので、空き巣の防犯にとても効果的です。野良猫が横切っただけでもセンサーが反応してしまいますが、頻繁に灯りがつくほうが空き巣は警戒するので、むしろ効果的です。
6)防犯カメラを設置すること!
空き巣防犯対策としてぜひおすすめしたいのは、防犯カメラの設置です。個人で設置するかセキュリティ会社に申込みますが、集合住宅の場合は管理組合や管理会社に依頼して設置してもらうのが一般的です。防犯カメラの設置方法には、いくつかの段階があります。一番簡単で安価な方法は、防犯カメラ作動中というステッカーを目につくところに貼って、どこかにカメラがあるかもと思わせる方法です。また、ダミーの監視カメラを設置するという方法もあります。すぐに見破られてしまうようですが、どちらも買ってきて設置するだけなので維持費はかかりませんし、全く無防備にしているよりも警戒意識があることを示しているので、多少の効果はあります。
実際に防犯カメラで撮影し映像を録画しておく方法は、ダミーを設置するよりもっと効果的です。防犯カメラで撮影しながら、映像を家庭内のモニターで監視する方法は、さらに効果的です。設置場所は、玄関、裏口、出入りしやすい窓付近など、複数箇所設置するほうが安心です。場所によってダミーと本物の防犯カメラを使いわけるという方法もあります。専門の業者に相談してみると、状況にあわせた効果的な防犯カメラの設置方法を教えてもらえます。