住宅省エネ2025~先進的窓リノベ2025編~
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2025年04月22日
現在、実施されている「先進的窓リノベ2025事業」についてご紹介します!
この補助金は、窓のリフォームに特化した補助金となります。
断熱性の高い窓へのリフォーム(ガラス交換、内窓設置、外窓交換)が対象となります。
先週ご紹介した「子育てグリーン住宅支援事業」でも断熱性の高い窓へリフォームで補助金がでるとお話しましたが、
窓リノベ2025事業の方がより高性能な基準が設けられています。
その代わりに、子育てグリーン住宅よりも高い補助金を受け取ることができます!
先進的窓リノベ事業とは?
先進的窓リノベ2025事業とは、熱性の高い窓へのリフォーム(ガラス交換、内窓設置、外窓交換)を行うときに利用できる補助金制度です。
この事業は、既存住宅をエネルギーを無駄にしないように改良して、光熱費を安くし、家の中をもっと快適にすることを目的としています。
これにより、2030年までに家庭から出るCO2を66%減らし、人々の生活をより健康で楽しくすることに貢献します。
また、最新の断熱窓をもっと多くの家に取り入れることで、その値段を下げ、関連する産業の競争力を強くし、経済を成長させることも目指しています。
これによって、環境に優しい取り組み(GX)を進め、より良い暮らしを作ることを目指しています。
みなさん、家の中で寒い時や暑い時、どうしていますか?暖房やエアコンを使って、家をあたたかくしたり、涼しくしたりしますよね。
でも、実は、家の窓から冷たい空気や熱い空気がたくさん入ってきてしまうことがあるんです。
そうすると、電気代やガス代が高くなってしまうこともあります。
そこで登場するのが「先進的窓リノベ事業」です。
この事業では、今ある窓をもっとエネルギーを節約できるように、個人が積極的に断熱性の高い窓にリフォームすることを支援するために作られた制度です。
なぜ、窓のリフォームが必要なのでしょうか?
それは、窓の熱の出入りが大きな原因だからです。
窓は家の中でも熱の入りが最も大きく、冬は58%夏は73%の熱が移動すると言われています。
しかし、先進的な窓に変えると、そういった無駄なエネルギーの出入りを防ぐことができます。
先進的な窓ってどんな窓?
先進的な窓とは、「断熱」「遮熱」「防音」などの機能がある特別な窓です。
これらの窓は、冷たい空気や暑い空気が通りにくくするため、部屋の温度が安定して、エネルギーを無駄にしません。
さらに、外の音もあまり聞こえなくなるので、家の中が静かで快適になります。
先進的な窓にするためのメリットをご紹介します♪
①エネルギーの無駄を減らす
家の温かさや涼しさを守ることができるので、暖房やエアコンの使い過ぎがなくなり、電気代やガス代が安くなります。
②快適な暮らし
外の音や寒さ・暑さを防げるので、家の中がより快適に過ごせます。
③環境にやさしい
エネルギーを無駄に使わなくなるので、地球にやさしい生活ができます。
対象工事期間
リフォーム工事は、2024年11月22日以降に着工された工事で、遅くとも2025年12月31日までに交付申請が行えるものに限ります。
※予算がなくなり次第終了
契約期間の定めは特にありません。
補助対象となる人の要件
補助対象となる人は下記の2点を満たしている人になります。
①窓リノベ事業者と工事請負契約を締結し、窓のリフォーム工事をすること
「窓リノベ事業者」とは、補助対象者に代わり交付申請の手続きを行い、補助金の交付を受け、交付された補助金を補助対象者に還元するものとして事務局に登録された施工業者等をいいます。
お客様自身が申請をすることはできませんので、ご注意ください。
- ※工事請負契約が結ばれていない工事は対象になりません。
②窓のリフォーム工事をする自宅の所有者等であること
「住宅の所有者等」とは…
●住宅を所有する個人またはその家族
●住宅を所有し、賃貸に供する個人または法人
●賃借人
●集合住宅の管理組合・管理組合法人
戸建住宅でも集合住宅でも対象となりますが、階層によって補助額が変わる場合もあります。
また、不動産登記や固定資産の課税において、住宅以外の用途に分類される場合や、登記上「住宅」に分類されていても、現に住宅以外の用途に使用している(店舗や施設等)は対象外となりますのでご注意ください。
対象となるリフォーム工事
先進的窓リノベ事業で対象となる工事は、下記の通りです。
内窓設置
内窓設置は、既存の窓の内側に新たに窓を取り付ける工事です。
これにより、以下のようなメリットがあります。
-
断熱性の向上: 2重窓の構造になり、室内外の温度差を緩和。特に冬の寒さや夏の暑さを防ぐことができ、光熱費の削減にもつながります。
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防音効果: 外部の騒音や交通音が気になる場合、内窓を設置することで防音効果が得られます。特に交通量の多いエリアに住んでいる場合、静かな環境を提供します。
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施工が簡単: 既存の窓をそのまま活用し、内側に新しい窓を設置するため、外壁や窓枠を大きく変更することなく工事が可能です。
内窓は、カバー窓としても扱われることがあり、特に手軽に断熱性を高めたい場合におすすめです。
ガラス交換
ガラス交換は、既存の窓ガラスをより高性能なものに交換する工事です。
ガラスの種類を変更することで、さまざまな利点があります。
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断熱性の向上: 特に断熱性能の高い「Low-Eガラス」や、二重ガラス、さらには三重ガラスを選ぶことで、外気温の影響を減少させ、室内の温度を安定させます。
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紫外線カット: 一部のガラスは紫外線をカットする機能を持ち、家具やカーテンが日焼けするのを防ぐことができます。
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省エネルギー: 高断熱ガラスに変更することで、冷暖房効率が向上し、光熱費を削減できます。
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防音: 二重ガラスや特殊な防音ガラスに交換することで、音の侵入を大幅に減少させることができます。
この工事は、窓枠自体に大きな変更を加えることなく、ガラスだけを交換するため、比較的短期間で行うことができます。
外窓交換
外窓交換は、施工方法が2種類あります。
1つ目は、「はつり工法」です。
既存窓のガラスおよび窓枠を取り外し、新たな窓枠を取り付け、複層ガラス等に交換する工事をいいます。
既存の窓そのものを新しい窓に取り替える工事です。
2つ目は、「カバー工法」です。
「カバー工法」とは、既存窓のガラスを取り外し、既存窓枠の上から新たな窓枠を覆い被せて取り付け、複層ガラス等に交換する工事をいいます。
この工事は、以下のような場合に効果的です。
-
老朽化した窓の交換: 長年使用している窓が劣化し、開閉が難しくなったり、断熱性が落ちている場合、新しい窓に交換することで大幅に性能を向上させることができます。
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デザインの変更: 新しい窓のデザインに変更したい場合や、よりモダンでスタイリッシュな外観を求める場合に有効です。
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高性能窓への交換: 断熱性や防音性に優れた最新の窓を選ぶことで、住宅全体のエネルギー効率や快適性を大きく向上させることができます。
外窓交換は、窓枠ごと新しいものに変えるため、より本格的なリノベーションが可能です。
特に古い家屋や窓の性能が低い場合、外窓交換は効果的な解決策となります。
騒音や振動、建物への構造的影響、管理規約での制限、などからマンションの場合は、はつり工法は基本的に行えません。
「カバー工法」と「はつり工法」について紹介しているブログもありますので、興味のある方は覗いてみてください!
https://www.miurakomuten.net/blog/20231214-5056/
補助金の活用例
昨年、窓リノベ事業を使って窓をリフォームされた方をご紹介します!
***S様邸***
リフォームのきっかけ・お悩み
LDKのサッシ交換希望。
内窓か交換か金額を知りたい。
キッチンの出窓はガラスが割れてる箇所がある。
工事費用(概算)
50万円
補助金額
(2024年)165,000円
(2025年の補助額だと…)158,000円
お客様の喜びの声
内窓を取付して、近隣の生活音が全く聞こえなくなり、エアコンの効きもとても良くなりました。
今回の工事では突発なトラブルにも対応して頂きありがとうございました。
担当者より
今回は内窓の設置工事のご相談でした。
お子様とペットもいらっしゃる為、冬は寒く、隙間風もありお困りの様子。
窓のリフォーム後は、冷暖房効率UPして窓自体の使い勝手も良くなりました。
リビングとキッチン掃出し窓部にあったコンセントも移設工事をし、今まで通り問題なく使用できるように◎
窓をかえるだけで、生活が格段に快適になりました♪
また、補助金を使用しお得にリフォームができました^^
***T様邸***
リフォームのきっかけ・お悩み
掃き出し窓の内窓設置したい。
結露が気になる
工事費用(概算)
48万円
補助金額
(2024年)274,000円
(2025年の補助額だと…)262,000円
お客様の喜びの声
家の中の温度がかわりました。
すごく良かったと思いました。
担当者より
今回は5か所内窓の設置のリフォームを行いました。
工事前の窓は結露が気なって、お困りのご様子。
気温が下がらないので効果は分かりませんが、まずクーラーの効きが良くなった事を喜ばれていました。
リフォーム後はお悩みも解消され、快適にお過ごしいただいています!
補助金もお客様の想定以上に出ることが分かり、お喜びいただけました!
「先進的窓リノベ事業」を申請する際のポイント・注意点
先進的窓リノベ事業を申請する際には、いくつ注意点があります。
補助金を確実に受け取るために、しっかり確認しておきましょう!
①年度の途中で予算がなくなり、受付を終了することがある
先進的窓リノベ事業の対象工事期間は2024年11月22日以降に着工した工事です。
補助金の受付は、申請額が予算に達すると期限前でも打ち切られますので、リフォームをお考えの方は、早めにリフォームをして申請を行うことをお勧めします。
2024年度に実施された「先進的窓リノベ事業」では、予算がなくなることはありませんでしたが、
これまで実施された補助金制度では申請期限間近に工事発注が集中して、思うように施工会社を見つけられなかったり、通常よりも窓サッシなどの納期がかかったりするケースが見られました。
そのため、補助金を利用したい方は「まだ申請開始まで時間がある」と思わず早めにリフォーム会社に相談するといいでしょう。
②申請は事業者登録した会社しかできない
先進的窓リノベ事業は、リフォームした個人が申請するのではなく、施工会社が代理申請を行います。
代理申請を行うことができるのは、事前に事務局に登録された事業者のみとなっており、登録されていない施工会社でリフォームした場合は補助金の申請は行えません。
事業者登録は既に始まっているので(3/25時点)、施工会社を選ぶ際は、登録事業者かどうか、しっかり確認することが必要です。
リフォームの三浦は、事業者登録を行っていますので、安心してご相談くださいね♪
③補助対象商品以外のものをつけても補助金はもらえない
補助対象商品は、各メーカーが製品登録を行っています。
省エネ性能をもつ設備であっても、製品登録がされていないと補助対象外となってしまいます。
特に窓の製品は、大きさだけでなく、性能によっても補助額が変わってきます。
製品選びや使用を間違えると補助金がもらえないので注意が必要です。
といっても、個人では判断が難しいかと思いますので、しっかりと施工会社の担当者に確認を取り、できれば補助金額シュミレーションをしてもらうと安心ですね!
④補助金を受け取るのは工事完了後
補助金の申請は、工事完了後となります。
申請をすると、事務局が審査を行い問題がなえれば、交付決定となります。
交付決定された補助金は、住宅所有者へ振り込まれるのではなくまず事業者へ支払われてそこから還元されます。
申請してから交付決定がでるまでの期間がとても長いです。
昨年は、長くて半年以上、交付の決定がでないこともありました。
事務局も膨大な数を審査しないといけないので、時間がかかったのだと思います。
補助金がもらえるまでは、時間がかかるということを覚えておいてください。
おわりに
いかがでしたか?
今回は、窓のリフォームすればもらえる補助金「先進的窓リノベ事業」についてご紹介しました。
リフォームの三浦では、昨年も多くの方が補助金を利用しリフォームされています。
煩雑な申請もリフォームの三浦が行うので、安心です。
ぜひ、この機会にリフォームを検討してみてはいかがでしょうか?
那珂川市・春日市・大野城市・福岡市南区で水回りリフォームを得意とする「リフォームの三浦」。
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お客様に合ったオリジナルプランを作成させていただきます。
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