シロアリは湿気が大好き!羽アリを見かける前に「床下点検」を

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2026年06月23日

6月も終わりが近づき、梅雨前線が停滞してジメジメとした日が続いていますね。

洗濯物が乾かない、カビが気になる…といった湿気の悩みは尽きませんが、床の下では、この湿気を「待ってました!」とばかりに喜んでいる生き物がいます。

そう、家の天敵、「シロアリ」です。
「シロアリなんて、古い木造住宅だけの話でしょ?」 「うちはベタ基礎(コンクリート)だから大丈夫」
もしそう思われているなら、それは少し危険な思い込みかもしれません。

シロアリは、わずか数ミリの隙間があればコンクリートを突破し、新建材だろうが断熱材だろうが食い破って、家を支える大切な柱に到達します。

そして、彼らが最も活発に活動し、繁殖のために飛び立つのが、湿度の高い今の時期なのです。
今回は、一度侵入を許すと家の資産価値をゼロにしかねないシロアリの生態と、手遅れになる前に発見するための「床下点検」の重要性について解説します。

もし最近、お風呂場や玄関で「羽のついたアリ」を見かけたなら…それは緊急事態のサインかもしれません。

今がピーク!「羽アリ」を見たら赤信号?


普段、床下や土の中に隠れているシロアリが、唯一私たちの目の前に姿を現す瞬間があります。

それが「群飛(ぐんぴ)」と呼ばれる、羽アリとなって飛び立つ時期です。


巣がいっぱいになった証拠
シロアリが羽アリとなって飛び立つのは、新しい巣を作るためです。

つまり、羽アリが家の中で発生したということは、「すでに床下に巨大な巣があり、個体数が増えすぎて飽和状態になっている」ということを意味します。

「たまたま外から飛んできた」のではなく、「家の中で育ったものが溢れ出てきた」可能性が高いのです。


普通の黒アリとの見分け方

「これってシロアリ? それともただの黒アリ?」 見分けるポイントは「くびれ」と「羽」です。


黒アリ(羽アリ): 体にくびれ(ウエスト)がある。4枚の羽のうち、前の羽が大きく、後ろの羽が小さい。
シロアリ(羽アリ): 体が寸胴(ずんどう)でくびれがない。4枚の羽がほぼ同じ長さで、非常に取れやすい。


もし、寸胴で、羽が同じ長さのアリが、お風呂場や勝手口周辺に大量に落ちていたら…残念ながら、シロアリ被害が進行している可能性が極めて高いです。

殺虫スプレーを撒いて安心するのではなく、すぐに専門業者を呼んでください。

コンクリートも食い破る?シロアリの驚異的な突破力


「うちは最近の家だから大丈夫」という油断は禁物です。

シロアリの侵入経路と食欲は、人間の想像を遥かに超えています。


わずか0.6mmの隙間があれば入る
シロアリは、光や風を嫌うため、「蟻道(ぎどう)」と呼ばれる土のトンネルを作って移動します。

基礎のコンクリートのわずかなひび割れ(クラック)や、配管の貫通部分の隙間など、名刺1枚程度の隙間があれば、そこから床下へ侵入します。

「ベタ基礎だから安心」と言われますが、基礎の継ぎ目や、玄関ポーチの下(土間コンクリートの下)は死角になりやすく、そこから侵入されるケースが後を絶ちません。


好き嫌いなし!何でも食べる
シロアリが食べるのは木材だけではありません。

プラスチック、ゴム、鉛、そしてコンクリートさえも、強力な顎(あご)と分泌液で溶かしながらかじり進みます。

特に、基礎断熱に使われる発泡スチロール系の断熱材は、シロアリにとって暖かくて柔らかい、最高の巣窟になります。

「鉄骨造だから柱は食べられない」と思っていても、内装の下地材や断熱材を食い荒らされ、リフォームが必要になるケースも多いのです。

震度5で倒壊?シロアリ被害と耐震性の怖い関係


シロアリ被害の本当の恐ろしさは、「家が食べられる」ことではなく、「家の強度が失われる」ことにあります。


「通し柱」がスカスカに

シロアリは、柔らかくて湿った木材を好みます。

彼らが狙うのは、お風呂場やキッチンの床下にある土台や、家を支える重要な「通し柱」です。

表面の皮一枚を残して中身だけを綺麗に食べてしまうため、見た目は普通でも、叩くと「ポコポコ」と軽い音がしたり、指で押すとズブッと穴が開いたりします。

中身がスカスカになった柱は、当然ながら家の重さを支えられません。


阪神淡路大震災の教訓
過去の大震災の調査データによると、倒壊した木造住宅の多くに、シロアリ被害や腐朽(木が腐ること)が見られたという報告があります。

どんなに耐震等級が高い家でも、その計算の前提となる柱や土台が食われてしまっていては、本来の性能を発揮できません。

シロアリ対策は、単なる害虫駆除ではなく、命を守るための「耐震メンテナンス」そのものなのです。

「5年」が運命の分かれ道!薬剤の有効期限を知ろう


新築の時、すべての木造住宅にはシロアリ予防の消毒(防蟻処理)が施されています。

しかし、その効果は永遠ではありません。


現在の薬剤は5年で切れる

かつては強力な薬剤が使われていましたが、健康や環境への配慮から、現在使用されているシロアリ防除剤の効果は、一般的に「5年」で切れるように作られています。

つまり、新築から5年、あるいは前回の消毒から5年が経過した家は、シロアリに対して「無防備」な状態になっているのです。


保証期間を確認しよう
シロアリ駆除工事には、通常「5年保証」がついています。

保証期間内であれば、万が一シロアリが発生しても無料で再施工してくれます。

しかし、保証が切れた6年目以降に被害に遭っても、それは自己責任となり、莫大な修復費用がかかってしまいます。

「うちはいつやったっけ?」 保証書を確認するか、床下点検口の裏などに貼ってあるシールを見てみてください。

もし5年以上経っていたら、再消毒を検討すべきタイミングです。

無料点検を活用しよう!プロが見るべきポイント


「床下点検って、自分でもできる?」 床下収納庫を外せば潜ることはできますが、暗くて狭く、カビやホコリが充満する床下での作業は、一般の方にはおすすめしません。

ここはプロの無料点検を活用するのが賢い方法です。プロは以下のようなポイントをチェックします。


1. 蟻道(ぎどう)の有無
基礎の立ち上がり部分に、茶色い土のトンネル(蟻道)が作られていないかを確認します。

これがあれば、シロアリ侵入の決定的な証拠です。


2. 水漏れと湿気
シロアリを呼び寄せる最大の原因は「水」です。

キッチンやお風呂の配管から水漏れしていないか、床下の湿度が異常に高くないかを確認します。

水漏れを早期発見できるのも、床下点検の大きなメリットです。


3. 木材の含水率
土台などの木材に、専用の機器を当てて水分量を測ります。

水分が多い木材は、シロアリだけでなく腐朽菌のリスクも高いため、床下換気扇や調湿材の設置などの対策を検討します。
調査後には、床下の写真を撮って報告書として提出してくれます。

「シロアリはいませんでしたよ」という結果でも、水漏れがないことが分かるだけで大きな安心材料になります。

おわりに

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
シロアリ被害は「がん」に似ています。 初期段階では痛みも症状もなく、気づいた時にはステージが進んでいて、大手術(大規模リフォーム)が必要になる。

そして、唯一の対策は「定期検診」と「予防」しかありません。
「シロアリ駆除」というと、数十万円の費用がかかるイメージがあるかもしれませんが、被害が出る前の「予防消毒」であれば、駆除よりも安く済みます。

何より、柱を交換するという数百万円のリスクを回避できます。
雨が多く、シロアリが活発に動くこの季節。

ぜひ一度、床下の健康診断を受けてみませんか?


那珂川市・春日市・大野城市・福岡市南区で水回りリフォームを得意とする「リフォームの三浦」。

トイレ・お風呂・洗面・キッチンなどの水まわりリフォームから、その他のリフォーム工事についてもお気軽にご相談ください。

設備を新しいものに取り替えるだけのご提案ではなくお悩みや要望をお聞きしながら一緒に考え、

お客様に合ったオリジナルプランを作成させていただきます。

リフォームに関する補助金申請のお手伝いもしておりますので、お気軽にご相談ください。


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