住宅省エネ2025~子育てグリーン住宅編~

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2025年04月15日


現在、実施されている「子育てグリーン住宅支援事業」についてご紹介します!

名前に「子育て」とついていますが、子育て世帯以外の方も利用が可能な補助金となっております。

新築やリフォームが補助対象となっており、リフォームの場合、子育て世帯など関係なく、最大60万円の補助金が受けとれます。

今回はリフォーム工事で対象となる方や、工事の内容についてご説明していきます!


子育てグリーン住宅支援事業とは?


子育てグリーン住宅支援事業とは、高い省エネ性能を備えた設備などを導入する「リフォーム工事」を行う場合に利用できる補助金制度です。

省エネ性能とは、窓や躯体の断熱や、トイレや水栓の節水機能、高効率給湯器などです。


この補助金が生まれた背景には、2050年カーボンニュートラルの実現目標があります。


カーボンニュートラル実現目標とは?


カーボンニュートラルというのは、「二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの排出をゼロにすること」という意味です。

温室効果ガスは、車や工場などから出るガスで、地球を温かくしすぎてしまう原因になります。

このままだと地球がどんどん暑くなって、自然災害が増えたり、生き物たちが困ったりするんです。
「2050年のカーボンニュートラルの目標」は、30年後の2050年までに日本や世界が、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出をできるだけ減らし、残りは木を植えるなどして吸収させて、最終的に「排出ゼロ」にするというものです。
たとえば、車を電気自動車にしたり、太陽光や風の力で電気を作ったりして、ガソリンや石油を使うことを減らすことが重要です。

こうして地球を守るために、みんなで努力する目標が「2050年カーボンニュートラル」です。



こうした背景があり、近年名前を変えながらも毎年補助金がでています。(昨年で言えば「子育てエコホーム支援事業」)

毎年でているなら、急がなくてもいいよね?と思われた方は要注意です!

最近では毎年のように予算が組まれていますが、これがいつ終了するかはわかりません。

また、毎年、補助対象となる要件や条件が厳しくなってきています。


例えば、昨年までは3つの必須工事(開口部の断熱改修・外壁、屋根、天井などの断熱改修、エコ住宅設備の設置)の中で1つでも当てはまっており、任意工事の補助額とあわせて5万円以上であれば補助金の申請をすることができました。


具体的に言えば…

◎お風呂を高断熱浴槽に:補助額 30,000円

◎浴室の水栓を節湯水栓に:補助額 5,000円

〇浴室の入り口の段差を解消:補助額 7,0000円

〇浴室の入り口を開き戸から引戸にして幅を拡張:補助額 28,000円

〇手摺を設置:補助額 5,000円


計:75,000円

◎が必須工事、〇が任意工事です。


お風呂のリフォームをするだけで、75,000円の補助金がもらえたわけです。


しかし、今年の「子育てグリーン住宅支援事業」からは、3つの必須工事(開口部の断熱改修・外壁、屋根、天井などの断熱改修、エコ住宅設備の設置)の中から2つ以上実施しないといけなくなりました。

上記で挙げた例では、補助金の申請ができなくなってしまったわけです。

補助金をもらおうとすると、上記の工事+で開口部の断熱工事又は、外壁・屋根・天井などの断熱改修を行わなくてはいけなくなったのです。


これ、結構、ハードル上がりましたよね…?

ちなみに、補助額は前年と比べて上がっています。


対象工事期間


リフォーム工事は、2024年11月22日以降に着工された工事で、遅くとも2025年12月31日までに交付申請が行えるものに限ります。

※予算がなくなり次第終了


契約期間の定めは特にありません。


補助対象となる人の要件


リフォーム工事は、全世帯が対象となります。

2024年とは異なり、補助額の上限も全世帯一緒となります。

(※2024年は、子育て世帯や若者夫婦世帯は、補助額の上限が通常よりも高かったです)

名称に「子育て」と入っていますが、リフォームの場合は特に子育て世帯や若者夫婦世帯が優遇されるわけではないですね。


ちなみに、新築工事においては、住宅の省エネ性能により、全世帯が対象となるもの、子育て世帯または若者夫婦世帯が対象となるものとに分かれます。

●子育て世帯とは
2025年3月末までに工事に着手する場合には、2023年4月1日時点で18歳未満の子がいる世帯
2025年3月末以降に着工する場合には、2024年4月1日時点で18歳未満の子がいる世帯

●若者夫婦世帯とは
2025年3月末までに工事に着手する場合には、2023年4月1日時点で夫婦いずれかが39歳以下の世帯
2025年3月末以降に着工する場合には、2024年4月1日時点で夫婦いずれかが39歳以下の世帯


リフォーム工事の補助金額


リフォーム工事では、最大60万円が補助されます!!

補助限度額の設定は、SタイプとAタイプの2つの区分が用意されています。


必須工事と 附帯工事 の項目は下記の通りです↓



※必須工事は、2つ以上行う必要があり、必須工事を行う場合においてのみ、附帯工事が補助金の対象となります。
※①~⑧の合計補助金額が万円未満の場合は、補助金申請の対象外になります。


補助金の活用例



実際にどんな工事を行えば、いくらぐらいの補助金がもらえるのかご紹介していきましょう!

わかりやすく表にまとめてみました!

詳細につては、公式のHPをご確認ください▶▷▶https://kosodate-green.mlit.go.jp/



【補助金の活用例①】

お風呂のリフォーム+脱衣場の窓に内窓を設置


●高断熱浴槽:32,000円

●節湯水栓(浴室):6,000円

●手摺の設置:6,000円

●浴室の入り口ドアを広く(廊下幅拡張):28,000円

●浴室の入り口の段差を解消:7,000円

●脱衣場の窓に内窓を設置(0.2㎡以上1.6㎡未満):11,000円


合計:90,000円




【補助金の活用例②】

トイレのリフォーム+リビングの外窓を交換


●節水トイレ(掃除のしやすい機能):23,000円

●手摺の設置:6,000円

●リビングの窓を外窓交換(2.8㎡以上):34,000円

●リビングの窓を外窓交換(2.8㎡以上):34,000円

●リビングの窓を外窓交換(0.2㎡以上1.6㎡未満):22,000円

※外窓交換は、窓リノベ支援事業の対象となる場合があり、どちらで申請するかによって補助額が変わってきます。


合計:119,000円

※全て子育てグリーン住宅支援事業で申請した場合



【補助金の活用例①】

玄関ドアを交換+キッチンの交換


●玄関ドア交換(開き戸1.0㎡以上1.8㎡未満):43,000円

●玄関に手摺の設置:6,000円

●節湯水栓(キッチン):6,000円

●掃除しやすいレンジフード:13,000円

●ビルトイン食洗器:25,000円

●ビルトイン自動調理機能付きコンロ:15,000円


合計:108,000円

いろいろなリフォームが対象になるのですが…とってもわかりにくいですよね(笑)

対象のリフォーム工事であっても、対象の商品(製品登録してある商品)でない場合もあるので、注意が必要です!

個人での判断は難しいかと思いますので、しっかりリフォーム会社の人に相談してみてくださいね♪

「子育てグリーン住宅支援事業」を申請する際のポイント・注意点


子育てグリーン住宅支援事業を申請する際には、いくつ注意点があります。

補助金を確実に受け取るために、しっかり確認しておきましょう!


①年度の途中で予算がなくなり、受付を終了することがある

子育てグリーン住宅支援事業の対象工事期間は2024年11月22日以降に着工した工事です。

補助金の受付は、申請額が予算に達すると期限前でも打ち切られますので、リフォームをお考えの方は、早めにリフォームをして申請を行うことをお勧めします。

2024年度に実施された「子育てエコホーム支援事業」では、予算がなくなることはありませんでしたが、2

これまで実施された補助金制度では申請期限間近に工事発注が集中して、思うように施工会社を見つけられなかったり、通常よりも窓サッシなどの納期がかかったりするケースが見られました。
そのため、補助金を利用したい方は「まだ申請開始まで時間がある」と思わず早めにリフォーム会社に相談するといいでしょう。



②申請は事業者登録した会社しかできない

子育てグリーン住宅支援事業は、リフォームした個人が申請するのではなく、施工会社が代理申請を行います。

代理申請を行うことができるのは、事前に事務局に登録された事業者のみとなっており、登録されていない施工会社でリフォームした場合は補助金の申請は行えません。

事業者登録は既に始まっているので(3/25時点)、施工会社を選ぶ際は、登録事業者かどうか、しっかり確認することが必要です。

リフォームの三浦は、事業者登録を行っていますので、安心してご相談くださいね♪


③補助対象商品以外のものをつけても補助金はもらえない

補助対象商品は、各メーカーが製品登録を行っています。

省エネ性能をもつ設備であっても、製品登録がされていないと補助対象外となってしまいます。

特に窓の製品は、大きさだけでなく、性能によっても補助額が変わってきます。

製品選びや使用を間違えると補助金がもらえないので注意が必要です。

といっても、個人では判断が難しいかと思いますので、しっかりと施工会社の担当者に確認を取り、できれば補助金額シュミレーションをしてもらうと安心ですね!


④補助金を受け取るのは工事完了後

補助金の申請は、工事完了後となります。

申請をすると、事務局が審査を行い問題がなえれば、交付決定となります。

交付決定された補助金は、住宅所有者へ振り込まれるのではなくまず事業者へ支払われてそこから還元されます。

申請してから交付決定がでるまでの期間がとても長いです。

昨年は、長くて半年以上、交付の決定がでないこともありました。

事務局も膨大な数を審査しないといけないので、時間がかかったのだと思います。

補助金がもらえるまでは、時間がかかるということを覚えておいてください。


おわりに


いかがでしたか?

今回は、今リフォームすればもらえる補助金「子育てグリーン住宅支援事業」についてご紹介しました。

リフォームの三浦では、昨年も多くの方が補助金を利用しリフォームされています。

煩雑な申請もリフォームの三浦が行うので、安心です。

ぜひ、この機会にリフォームを検討してみてはいかがでしょうか?



那珂川市・春日市・大野城市・福岡市南区で水回りリフォームを得意とする「リフォームの三浦」。

トイレ・お風呂・洗面・キッチンなら当社にお任せください!

設備を新しいものに取り替えるだけのご提案ではなくお悩みや要望をお聞きしながら一緒に考え、

お客様に合ったオリジナルプランを作成させていただきます。

リフォームに関する補助金申請のお手伝いもしておりますので、お気軽にご相談ください。


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